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02/仕事を知る

仕事を知る

先輩社員が語るTDECの仕事

ここではTDECの仕事内容を紹介します。なぜTDECに入社を決めたのか。どこに仕事の醍醐味を感じるのか。4人の先輩社員たちの仕事エピソードをご覧ください。

  • 設計
  • 機械加工
  • 仕上
  • 製造企画

森 高広

01/設計
街を走るクルマには、
私たちのアイデアや想いが詰まっている。
森 高広 Mori Takahiro | 設計ブロック 1999 年入社

金型造りのすべてを決定する場所。それが設計ブロックの役割です。前段階ではデザイン、製品形状、工程及び仕様の検討から始まり、プレスの成形シミュレーション、金型の三次元ソリッド設計まで、「この通りに加工すれば間違いない」と言える設計データを作っていくことが私たちの仕事です。しかし、時には計算通りに行かないのが金型造りの難しさ。トライ後、成形品に亀裂が入ってしまったり、金型の機能が満足しないケースもあったり。「どんな設計してんだ!」と怒鳴られたことも何度かあります。しかし、失敗を無駄にしないことこそが、私たち設計ブロックの真骨頂。イメージ通りに加工できないのは、イコールそこはまだ"私たちの知らない金型ノウハウがある"ということです。それを次に活かせばTDECのモノづくりはもっと進化する。さらにに言えば、現在のTDECの技術はこれまでの失敗から得たアイデアの集大成です。いつも当たり前のように走るクルマのボディには、まさに、私たちのノウハウや想いがたっぷり詰まっているのです。

PROFILE
子どもの頃から車が大好き。大学時代に教授の薦めで TDEC を知る。あらゆる自動車メーカーの中でも、独創性の強いHONDA を気に入っていたこともあり、HONDA 車のトランクやドアづくりに携われることに魅力を感じ、入社する。ホンダエンジニアリングへ出向して車づくりを学び、再び TDEC の設計を担当。

横山 健司

02/機械加工
加工機を駆使し、
コンピュータでは成し得ない切削を実現する。
横山 健司 Yokoyama Kenji | 機械ブロック 2007 年入社

鋳物と呼ばれる金属の塊を削り、金型をカタチにする。大型の加工機を駆使して0.01mmの精度で切削するのが機械ブロックの仕事です。デジタル技術の発達により、今はある程度の加工をプログラムで実現する時代。それでも、機械加工の職人技術が必要な理由は、人の目なしには加工できない部分がまだまだ存在するからです。ズレの許されない狭いスペースへ正確に穴を明けたり、入り組んだ部分に斜めから加工したり。手動でないと削れない部分は、設計が複雑になるほど増えていきます。そして、人の手が加わる仕事は職人によって大きな差が出てしまうもの。「このドリルで削っても折れないよな?」と慎重に機械を動かす僕を尻目に、躊躇せずグングン削っていく熟練の先輩たち。都度、適切な作業手順とツールを選び、次々と切削をこなす姿はまさに職人です。その域に辿り着くのはまだ先だけど「横山もう仕事終わったの!」と先輩を驚かせる存在になることが僕の目標です。

PROFILE
機械学科を卒業し、就職活動ではさまざまなメーカーの選考に参加。一般的には、設計なら設計、機械なら機械と専門事業を営む企業が多い中、TDEC は設計から加工、仕上、出荷に至るまで、金型のすべてのプロセスに関わる会社であることに魅力を感じ入社する。現在は大型加工機を用いた金型加工を担当。

堀田 瑞稀

03/仕上
手に刻み込まれた「感覚」が
妥協しないクオリティへとつながる。
堀田 瑞稀 Hotta Mizuki | 仕上ブロック 2016年入社

機械加工された金型を受け取ると、まず「見る」ことから始めます。表面に残るわずかな加工段差はもちろん、膨らみや歪みなど設計データとの「違い」を見つける。さらに指先で触れながら、その差の「程度」を感じ取る。手作業により削り、磨き上げ、0.01ミリ以内の精度まで近づけるのがミッションです。そんな微細な調整や感覚を掴むきっかけとなったのが、HondaのSUV車向けドアパネルでした。大きく湾曲した形状のため、調整しても別の場所に精度の影響がでてしまう高難易度の作業。どこをどれだけ削ればどのような変化が出るのかを考えながら、グラインダーや砥石を細かく使い分けて慎重に作業します。何十回と見て、触れて。修正を繰り返す中で、手にしみ込んでいく「これだ」という感覚。当時は求められる品質を満たすことに必死で、自分の仕事がその先でどう生かされるのかを考える余裕はありませんでした。しかし、街中で自分が関わったクルマを見かけたとき、この仕事がクルマづくりに欠かせないピースであることを実感しました。これまでテールゲート、ドア、フェンダーなどさまざまな部品を経験し、現在では狙い通りの精度で仕上げられるレベルになりつつあります。これまで培ってきた技術と経験を、これからは後輩たちへ手から手へとつないでいきます。

PROFILE
自動車が好きで工業高校(機械科)に入学。自動車づくりに関わる同社を見つけ、新卒入社後は大小様々な自動車部品の仕上作業を経験。並行して作業の段取りやスケジュール調整、後輩指導も任され、責任感も期待値も上昇中。「堀田に任せれば間違いない」と、頼られる存在を目指し、今後はドアスキンなどの外板部品の仕上技術を、さらに追求するのが目標。

石田 淳司

04/品質
さらなる品質向上へ、
仕上技術者の感覚を見える化する。
石田 淳司 Ishida Junji | 品質ブロック 2006年入社

品質ブロックでは、設計図と実際に試打したパネルとの誤差を測ります。数種類の3D測定器で、360°、コンマ数ミリ単位の品質管理を行っています。並行して取り組んでいるのは仕上技術者の感覚を数値化すること。金型造りは、仕上技術者の職人的感覚と技術が物を言うとても繊細な世界です。たった1ヶ所、コンマ1ミリでも厚さが違うと、パネルにシワが発生して使い物になりません。その厚みを修正すれば別の部分が歪み、パネルを挟む圧力を変えると亀裂が入ってしまう。その度に仕上技術者は原因を感覚的に判断し、2回3回と探るように修正作業を繰り返す必要あるため、「金型は生き物のようだ」と言います。だからこそ“感覚”を数値化し、設計の段階から繊細な要素をすべて織り込んで金型を製作できるようにして、修正にかかる時間やコストを大幅に削減したいのです。早期実現を目指して、ひとつひとつのデータを取り、あらゆる角度から解析し、“感覚”を見える化する挑戦を続けています。

PROFILE
ものづくりが好きで、自動車開発に携わりたいとTDECに入社。入社後すぐに品質ブロックに配属された。仕上技術者のベテラン社員ばかりの品質ブロックで、数種類の3D測定器によるパネルの精度測定を担当している。また、修正データの解析による金型の修正作業効率化プロジェクトにも携わっている。